ローカルIPとグローバルIPの違い

動的IPと固定IP

ISP(インターネットサービスプロバイダー)からIPアドレスの割り当てを受ける際、動的IPアドレスと固定IPアドレスという2種類の割り当て方式があります。

動的IPアドレスは、インターネットへ接続する毎または一定の時間毎に動的にIPアドレスが割り当てられる方式です。
現在のインターネットではIPv4が主流となっていて、その仕様上の問題からIPアドレスが不足する公算となっています。その限りあるIPアドレスを有効活用するため多くのISPでこの方式を利用しています。
光回線(FTTH)やADSLなど常時接続を利用してインターネットへ接続している場合には比較的IPアドレスが変化することが少ないのですが、永続的に同じIPアドレスであることは保証されません。

固定IPアドレスは、インターネットへ接続した際に必ず同じIPアドレスが固定的に割り当てられる方式です。
ISPより割り当てられるIPアドレスが永続的に同じであることを保証されていて、変化することがありません。
インターネットなどの外部ネットワーク側から接続される必要がある場合、IPアドレスから接続対象を容易に特定できる固定IPアドレスを基本的に利用します。

インターネットVPNを使用し遠隔地のLAN(ローカルエリアネットワーク)同士を1つのネットワークのように繋げる場合には固定IPであることが望ましくなります。